糖尿病性ニューロパチー




糖尿病性ニューロパチーは、
糖尿病が原因で末梢神経や自立神経が侵される病気です。

糖尿病性ニューロパチーの中でも、
「運動感覚性多発ニューロパシー」
「単ニューロパシー」
「多発単ニューロパシー」
という末梢神経障害がよく見られます。



糖尿病性ニューロパチーが発症してしまう訳

糖尿病を発症すると高血糖になります。
高血糖により代謝障害や血流障害が起こり、血管に障害が出ます。
この結果、末梢神経に障害が起きて運動障害や感覚障害が起こるようになるのです。

糖尿病性ニューロパチーの症状

糖尿病性ニューロパチーにおいて最も多く見られるのが以下のような症状です。

◆「多発ニューロパチー」による症状
・下半身のしびれ、痛み、感覚異常

この症状が進行すると、
・膀胱障害
・ED
・便秘または下痢
・発汗障害
・起立性低血圧症

これらの症状が見られるようになります。


◆「単ニューロパチー」(単一の末梢神経にのみ障害が起きる)による症状
・糖尿病性筋萎縮症
筋萎縮の症状です。

・滑車神経麻痺
・外転神経麻痺
・顔面神経麻痺
・動眼神経麻痺

脳神経の麻痺症状です。

治療法は?

症状によって治療法は異なります。

糖尿病の治療を行いながら、糖尿病性ニューロパチーによって起こっているしびれや痛みを改善、
末梢神経の機能を高めることが大切です。



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